住まいのコラム
家づくりの本音とコツ
| 第 29 号 |
壁の内側。石膏ボードの話。
2015年5月18日 火曜日
壁仕上げの下地材には、石膏ボードを使います。
珪藻土のような塗り壁でも、
塗料で仕上げる場合でも 、
ビニールクロスにする場合でも。
いったん部屋を石膏ボードでくるむのが基本です。
なぜ石膏ボードでお部屋をくるむのかというと、
石膏ボードって延焼をおさえる力がスゴイから。(^^)
石膏は、自分の中に結晶水を含んでいます。
火事などで高温になったとき、この結晶水を水蒸気に変え吐き出し、
火の回をおさえてくれるのです。
厚さ12.5ミリの石膏ボードの場合、約20分間燃えずにがんばってくれます。
初期消火に役立ちますよね。
ちなみにハウステップでは2色の石膏ボードを使い分けています。
一般用と水まわり用です。
お部屋や廊下などは、クラフト紙のようなベージュ色の石膏ボード、
脱衣室やトイレには、薄いグリーンの「耐水石膏ボード」。
直接水が掛かることもないでしょうけど、念のため。
もし現場見学などで、石膏ボードをご覧になる機会がありましたら
色違いの石膏ボード探してみてくださいね。(*^^*)
koba