住まいづくりは、脇役の仕事である。
時間をかけてつくりあげるものは、背景。
ある日は、作業場。
気分しだいで、図書館。
話したくなれば、カフェ。
いろんな表現にこたえる道具でもある。
積み重ねた時間が、その人をつくる。
少し前に設計した家が、広告撮影の舞台になった。
そこにも家族の歴史が映り込んでいる。