住まいのコラム
家づくりの本音とコツ
| 第 18 号 |
北九州市の助成金(介護リフォーム工事編)
2013年10月1日 木曜日
北九州の助成金、いろいろあるんですが今回は
介護にともなう住宅改修の助成金について。
ご紹介するのは2つの助成金。
今回の話のポイントは、この助成金2つは”併用可能”だということです。
2つ合わせると、最大48万円の給付を受けることができます。
【介護保険住宅改修】
保険給付額 18万円 (支給限度基準額20万円のうち、自己負担1割)
- 在宅の要介護者や要支援者が、住まいを改修した時に受けられる助成金。事前申請が必要です。
- 対象者は、介護保険の要介護・要支援認定を受け、認定期間内であること。
【すこやか住宅改造助成】
助成限度額 30万円
- 介護保険で要支援・要介護と認定された方が、住まいを身体状況に配慮した仕様に改造する費用の助成金。
- 所得額によって助成率が変わります。(75% or 100%)
- 「介護保険住宅改修」に加えて利用することができます。
対象となる工事
- 手すりの取り付け
- 段差の解消
- すべりの防止・移動しやすいよう床や通路面の素材を変更する工事
- ドアを引戸などに取り換える工事
- 便器の取り換え(和式→洋式など)
- 1~5 の住宅改修に付帯して必要な住宅改修
「すこやか住宅改造助成事業」の補助金を利用するには、
施工業者が認定を受けている必要があります。
2つの補助金は併用できるのですが、基本的な考え方としては、
介護保険から利用して、すこやかで補うという流れになります。
介護保険 → すこやか の順番。
残金の繰り越しは、
介護保険は OK
すこやかは NG
ちょっとクセがあるので、注意しないといけませんね。
例えば30万円で全額対象工事だった場合、
介護保険から 20万円(給付額18万円、自己負担額2万円)
残りをすこやかということにすると、10万円分しか対象になりません。
のちに改修工事の予定があるのでしたら、
使いきれなかった20万円分がもったいないですね。
計画的にいきましょう。
北九州市には、まだまだお得で素敵な助成制度がありますので、
またご紹介させていただきますね。
一級建築士 koba