住まいのコラム
家づくりの本音とコツ
| 第 27 号 |
吹き抜けと、効率のいい暖房
2015年1月17日 月曜日
吹き抜け空間も快適に。
吹き抜けのデメリットとして、 筆頭にあがるのが暖房時の温度差です。
あったかい空気は上がるのです。
床暖房なら足元があったかいので、 天井の高さは問題になりません。 ただ、好きな床材を使えない場合があります。 熱源が床材の直下にありますからね、熱に強い床材が限られます。
「無垢の杉の床が好きなんですーーー。」
笑 了解です! 床暖房が選択肢から外しましょう。 では、昇った熱気を降ろす方法を検討しましょうね。
シーリングファン(インテリアファン)は効果がありますよ。 カンタンに言うと天井につける扇風機。(^^) 天井に集まる空気を撹拌して温度ムラをなくします。
空気を撹拌するだけなので、熱源は別に必要ですね。 エアコン、ストーブ、ヒーターなどなど。
「でも、天井には何もないのが好きなんですーー。」
(^^)
では、サーキュレーター(エアサーキュレーター)という選択肢もあります。 床暖房やシーリングファンは建築工事が必要ですが、 サーキュレーターはコンセントひとつで移動できます。
扇風機のような形状ですが、 直進性の強い気流を生み出すモノで、扇風機とは全く違います。 部屋全体の空気の流れをコントロールすることで 温度ムラをなくします。
視覚化すると、こんな感じです。
吹き抜けじゃなくても効果があるし、
季節ごとに、いろいろ使える。
トップの写真は、わが家のボルネード君。
使い方のコツは、 まず、数分間「強」で運転。
空気の流れができたら、 「弱」に切り替え循環を維持。です。 説明書どおり。笑
「弱」だと近くに寄らないと動作が確認できないくらいの動作音。
家の断熱のおかげで、 冬場でも暖房なしでいける日があるのですが、
そんな日もサーキュレーターを回したほうが快適です。