住まいのコラム

家づくりの本音とコツ

| 第 54 号 |

「持ち込み家具リスト」(間取りのコツ)

2022年4月12日 金曜日

住まいの計画にお勧めなのが「持ち込み家具リスト」づくりです。

持ち込む家具の大きさがわかると、図面の中に正確な大きさで描きこむことができます。

 

例えば図面の寝室に、今お使いのベッドをベッドを描き入れると、寝室の広さがわかりやすくなります。現在ベッドが置いてある部屋との比較がやりやすくなるんですよね。

いまの寝室より少し広めだし、小さな机を置けるかも。なんて空間をイメージしやすくなるんです。

視覚的にベッドの割合を確認できるのがいいですよね。

 

持ち込み家具リストは、簡単なメモ書きで十分です。
「家具の名前」「幅」「奥行」「高さ」を記入します。
さらに「どの部屋で使用するか」まであれば言うことなしです。

 

記載する家具は、”場所をとるもの”です。

 
ご仏壇がある場合は、小さくてもリストに載せましょう。
ご仏壇は設置する位置や向きなど、間取りに影響するルールがあるので、設計者に早めに伝えておくことをお勧めします。

冷蔵庫など大型家電は標準的な寸法が決まっています。お使いの冷蔵庫が小さめな場合は、次に買い替える時に困らないようなサイズで検討しておきましょう。

最近は冷凍庫を検討される方も増えています。生活様式が変化してきて、ストック用の小さな冷凍庫が売れているそうです。現在ご利用でなくても、この機会に合わせてリストアップしておきます。

 

ソファは大きさの感じ方に個人差が出やすいものです。
大きなソファや大きなテーブルなどは、希望の向きに設置できるか確認するためにも、ぜひ図面中に表記しましょう。

 

こまかく考え込みすぎてしまっても大変なので、
はじめは、ソファ、食卓、ベッド くらいでもいいと思います。
それだけ描きこむだけでも図面の雰囲気がガラッと変わります。

 

建築士 koba