住まいのコラム

家づくりの本音とコツ

| 第 34 号 |

住宅ストック循環支援事業

2016年11月22日 木曜日

住宅ストック循環支援事業の事業者登録が11月から始まりましたので、
ハウステップも対応できる環境を整えました。


住宅ストック循環支援事業とは、
性能の劣る住宅を一定以上の性能を有する住宅に「更新」するための国の施策で、
そのためにかかる費用の一部を国が補助してくれる制度です。


補助の対象は、「リフォーム」「購入」「建て替え」の3つです。
それぞれ金額や要件などが異なります。

 

1.【リフォーム】住宅のエコリフォーム
2.【購入】 若者による良質な既存住宅の購入
3.【建て替え】エコ住宅への建て替え

 

目指すトコロは古い建物の改善なので
3の建て替えを含めて、もとの建物が建築された時期が、
補助を受けられるかどうかの判断に影響します。

 

とっても複雑なところを、ざーっくり言いますと。。。

 

昭和56年以前の耐震性に劣る建物は、建て替えてもらいたい。
それ以降の建物は、若者に住んでもらうか、
リフォームによってさらに性能を高めてもらいたい。
そのための費用を国として補助しますよ。

という感じの制度になってます。

 


なぜ昭和56年なのか?
昭和56年までは、古い耐震基準で設計されているという前提になっているためです。
それ以降の新耐震基準で設計された建物は、実際の地震でも被害が少ないという実情があります。

 

補助金の金額は、リフォームで最大30万円、購入もしくは建て替えで最大50万円になってます。
最低5万円以上の補助金を得られる改修工事じゃないとだめだとか、エコ設備の改修は3種類以上だとか、ルールがとっても細かいのです。

 

どうも対象になる可能性があるぞ、と感じられた方は、
ぜひ早めに事業者さんにご相談され、一緒に計画なさってください。せっかく対象物件なのにちょっとした間違いで補助金を受けられないこともあります。

 


それぞれの概要や、詳しいルールを知りたい方は、
こちらのサイトでご確認くださいませ。

 

住宅ストック循環支援事業補助金のホームページ
https://stock-jutaku.jp/


●住宅エコリフォーム
https://stock-jutaku.jp/reform/


●エコ住宅への建て替え
https://stock-jutaku.jp/rebuilding/


●良質な既存住宅の購入
https://stock-jutaku.jp/purchase/