住まいのコラム
家づくりの本音とコツ
ルンバ目線で計画するのもアリですね。
わが家にはいないんですけどね。
お掃除ロボット、ルンバくん。
直径34センチ、高さ9.2センチの小柄な働きもの。
もうすっかり日本の空気にもなじんだようですね。
ルンバくん。
外出してる間に
けなげにお掃除しててくれるんですから、
思わず応援したくなる気持ちわかります。
ということで、今回はルンバが活躍しやすい
住まいについて考えてみようと思います。
まずは床の段差。
2センチ程度までは大丈夫そうです。
バリアフリー住宅の基準が3ミリ以下の段差を基準としていますし、
新築計画ならまったく問題はないでしょう。
リノベーションやリフォームの計画なら、
どうにかして段差を2センチ以下に抑える工夫をしたいところです。
次に隙間の高さ。
これは、家具の問題がほとんどでしょうね。
ベッドの下とかソファーの下とか。
ルンバの背の高さは9センチちょっとなので
高さ10センチほどの隙間があれば入っていけます。
厳しいときは、家具の足を延ばすという荒業もありますが、
一般的な家具なら大体クリアしますよね。
写真は造り付けのリビング収納ですが、床から浮かせたような
構造になってますのでルンバ大丈夫そうです。
造り付けのクローゼットなら、入り口の段差をなくし
ルンバが中まで入れるように施工することができます。
収納の中もキレイになりますね。
ルンバの活動を考えると出入口への配慮も重要ですね。
まず出入口を開けておくのは当然のこととして、
扉の種類によって状況が変わります。
開き戸、いわゆるドアを開けた状態だと、
ドアの裏はお掃除できませんね。
引き戸だったら開けっ放しでもジャマになりません。
バリアフリー住宅でも、引き戸がおすすめなんです。
車イスで開け閉めしやすいですから。
ルンバフリーと
バリアフリーは
共通する点がちょこちょこありますね。
友人が言ってました。
ルンバが来てから家が片付くようになったって。
床に物を放置しなくなったんだそうです。ルンバが動きやすいように。
いやー、ルンバはエライ。(^-^)
一級建築士 こば