住まいのコラム
家づくりの本音とコツ
| 第 26 号 |
ファイヤーストップ&気流止め
2014年12月22日 木曜日
写真の石膏ボードは、ファイヤーストップの一例です。
ファイヤーストップ材とは、火のまわりをおさえるための部材で、 火災の際に、壁内や天井内に炎が侵入してきても その小さな区画のなかにとどめ置き、燃え広がるのをおさえる役目をはたします。
木造で「省令準耐火構造」という扱いを受けるためには必須の仕様で、 「省令準耐火構造」になると、火災保険料をおよそ半分におさえることができるという メリットがあります。(一般的な損害保険会社の場合)
さらに、火が回りにくくなるということは、 空気も封じ込めやすくなるということで、 断熱効果を高める「気流止め(きりゅうどめ)」の機能も持ち一石二鳥。
安全になり、断熱性能も上がり、 工事費は上がりますが火災保険料は安くなるという、 いいとこどりの仕様です。