住まいのコラム

家づくりの本音とコツ

| 第 22 号 |

ルンバ目線で計画するのもアリですね。

2013年12月4日 木曜日

わが家にはいないんですけどね。

お掃除ロボット、ルンバくん。

直径34センチ、高さ9.2センチの小柄な働きもの。

もうすっかり日本の空気にもなじんだようですね。

ルンバくん。

 

外出してる間に

けなげにお掃除しててくれるんですから、

思わず応援したくなる気持ちわかります。

 

ということで、今回はルンバが活躍しやすい

住まいについて考えてみようと思います。

 

まずは床の段差。

2センチ程度までは大丈夫そうです。

バリアフリー住宅の基準が3ミリ以下の段差を基準としていますし、

新築計画ならまったく問題はないでしょう。

リノベーションやリフォームの計画なら、

どうにかして段差を2センチ以下に抑える工夫をしたいところです。

 

次に隙間の高さ。

これは、家具の問題がほとんどでしょうね。

ベッドの下とかソファーの下とか。

ルンバの背の高さは9センチちょっとなので

高さ10センチほどの隙間があれば入っていけます。

厳しいときは、家具の足を延ばすという荒業もありますが、

一般的な家具なら大体クリアしますよね。

 

写真は造り付けのリビング収納ですが、床から浮かせたような

構造になってますのでルンバ大丈夫そうです。

 IMG_1152

 

造り付けのクローゼットなら、入り口の段差をなくし

ルンバが中まで入れるように施工することができます。

収納の中もキレイになりますね。

 

ルンバの活動を考えると出入口への配慮も重要ですね。

まず出入口を開けておくのは当然のこととして、

扉の種類によって状況が変わります。

 

開き戸、いわゆるドアを開けた状態だと、

ドアの裏はお掃除できませんね。

引き戸だったら開けっ放しでもジャマになりません。

 

バリアフリー住宅でも、引き戸がおすすめなんです。

車イスで開け閉めしやすいですから。

ルンバフリーと

バリアフリーは

共通する点がちょこちょこありますね。

 

友人が言ってました。

ルンバが来てから家が片付くようになったって。

床に物を放置しなくなったんだそうです。ルンバが動きやすいように。

いやー、ルンバはエライ。(^-^)

 

 

一級建築士 こば